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ほんでもって~、またまたやっちまった。(^ω^;)
「レオンハルト版 フーガの技法(チェンバロ)」。
だって、980円スタートだったんだもん、だ。
おなじ商品が、他に1,800円で出てる。
おいらLP版持ってるし~。終了30分前に入札して、
誰かが入れたら譲ってしまえばいいや・・・と
思ってたら、1時間前に一人、入札者あり。
こりゃ、競ることになるなマズイ。まあ30分前まで待つか・・・と
思ってたら、30分前にさらに入札者あり、1,020円。二人目~。
おいおい、どうしよう。
よし!
1,300円で一発勝負だ。それで上回る人が出てきたら、その人に譲ろう。
終了10分を切ったところで、1,300円で入札。「あなたが最高入札者です」。
これでいいや。あとは運まかせだ。
でも、もう一回だけ確認してみようか・・・ページ更新。「あ!」
7分前。「最高額更新」。ええええ。どうしようどうする?
<その時、悪魔のささやきがっ>
「もうこの値段での出物は、ないかもしれんぞ~」。
むむむむ、よし。もう一回、もう一回だけ最後に1,400円で入れてみよう。
相手が1,400円以上で入れてたら、あきらめよう。ダメだったらもう譲ろう。
「1,400円」・・・入った。入札できた。(6分前ぐらい)
もいいや。コレが最後だ。あとは勝手にやればいいさ。
多分相手の反応からして、すぐに入札が入るはずだ。
(土曜日の)午後10時55分の入札終了を待たずに、おいらは他のページに飛んだ。
一応、11時ごろ、メールだけチェックしてみた。が、「高値更新」
というメールは入ってなかった。しかし「落札しました」のメールもない。
たぶん他の二人のうちのどちらかが落としただろうが。
なんやかんやで、(日曜日)午前2時過ぎごろまで、うだうだやって、
寝る前にメールチェックをしてみた。すると・・・「Yahooオークション取引連絡」。
げっ! おいらに落ちてたのか。(ノ; ̄◇ ̄)ノ うひょ~
しかもさっそく出品者から連絡通知が来てる。なんて こったい!
オークション終了後、すぐに連絡をくれたらしい、。すまんかった。
速攻で「返事」を書いて、そのまますぐに決済して「連絡」を入れた。
終わったのが3時過ぎ。翌日(日曜日)の夕方には相手側から「発送しました」との
連絡があった。あんたは、まったくもって「すばらしい出品者です」。
でもって、今月に入って購入した「フーガの技法」CD、四枚目~。 プッ(* ̄m ̄)ばか?
翌日、ほかに出品されていた同じディスク(1,800円)もあったが入札者は無い。おや?
ストアでは3,200円くらいだったから、これでもケッコウ安いんだけどな。
つらつら出品を見ていると、同じディスクの旧パッケージ版が、210円で出ていた。
「現在、入札者2人」・・・・うーん。彼らはこっちに来たのか?
終了四日前・・・だぞ( ̄ω ̄;)早すぎ
ちょっとだけ、済まんかったという気になった。ま、安く落とせるといいね。
クラシックCD、LP関係のオークションを見てると、なんか
レオンハルトとか、グールドとか、リヒターとか(ま、バッハとかしか見てないけど)、
有名奏者、名盤、しかも格安のものが落とされている様子。しかも入札するのが
四日だの五日前だの、早い早い。
おいらから見ると「うっ、これ興味深けー」というディスクがけっこうあるのだが
ほとんど、注目されていないっぽい。これが実に不思議なのだが、
おいら的には非常にありがたい。
ま、そんなこんなで「フーガの技法」の「弦楽四重奏」、「オーケストラ」、
「チェンバロ」のCDを買ったわけだが。
その演奏形態の多様さがフーガの技法の楽しみの一つ・・・などと
しゃらくさい能書きを、実は垂れたくはない気持ちになってもいる。
この機会に「フーガの技法」でググっってみたりもしたわけなのだが。
様々なサイトの中に、おそらく2ちゃんねるの過去ログと思うが
「フーガの技法」というスレッドがあって、その一部で使用楽器について
論争している部分があった。
学説的には、「チェンバロでの演奏を想定した記譜法で書かれている」と
いうのが、非常に説得力があり、定説なのは間違いないのだろうが。
「フーガはオルガンで聴きたい。それに、バス声部にオルゲルプンクトが使われ
ているのに、チェンバロというのは納得できない」的なカキコもあった。
終了間際の声部数の拡大がある等の異論も出されていたが、
「平均律」にも同様の例があり、レオンハルト等によってそれらは
「想定楽器がチェンバロであることを否定するものではない」と退けられている。
確かにオルガンで演奏した方が効果的な曲もあり、オルガンによる演奏を
否定するものでもないことは確かだと思う。
しかし曲集のすべて(二台のための曲は除く)を、
「一人で、しかもおそらく演奏するのに当時最も一般的だった、
チェンバロ(クラヴィーア)という楽器で演奏できること」。
このことにバッハの主眼があったように思われる。
というのは、二手、十指での演奏を可能とするために、各声部の進行上
おかしなオクターブ転位や、アンサンブルフーガとしては薄くなってしまうフレーズ。
アンサンブルフーガでは必要のない、鍵盤楽器特有の効果を狙った音型、
などが見られるからである。
バッハは、単一主題の多岐にわたる展開方法を示すだけではなく、
単一奏者による鍵盤フーガの効果的な「書法」についても、
示したかったのかもしれない。
(などと書きつつ、バッハがかなり苦しんだっぽい跡もあって、なんとも言い難い?)
フーガの技法関連のサイトを見てみると、
ディスクの印象記、好きなディスクなどを書いているものがあるのだが、
ケッコウ、「オーケストラ」による演奏をベストに挙げている人が目に付く。
正確に統計を取ったワケでもないので、確言は出来ないが、
「リステンパルト(ザール放送室内管弦楽団)」盤
「ミュンヒンガー(シュトゥットガルト室内管弦楽団」盤
これが最高、という人が複数いた。
もちろん、おいらは両方持っている。LPだが( ・`ω・´) b
リステンパルト盤は、ヘルムート・ヴィンシャマン編による版で、
終結フーガを収録しておらず、代わりにトリオ・ソナタを二曲収録している。
久しぶりに両方、針を落としてみたが、分厚いオーケストラの音が
基本主題を演奏するのを、久しぶりに聴いた。買ったばっかりの
ベルゲル盤もそうだが。思い入れたっぷりの「映画音楽のサントラ」みてえ。
「大バッハ最後の曲集、白鳥の歌」という宣伝文句も加わわれば、
そりゃもー、あなたを別世界にいざなうわな。
たしかに雰囲気があって、おいらもキライではない。これがお気に入りという
人からみれば、確かに「チェンバロ」「ピアノ」による演奏は、物足りない、
あるいは味気ない、と感じるかもしれない。
逆に言えば、そういう味付けをしてもらわないと、「フーガの技法」を
聴くことは、かなりツライ、のかもしれない。
考えてみれば、おいらの「終結フーガ」に対するこだわりも、
これらと似たような「思いこみロマン」に毒されている所為かもしれんな、
という気が、しない でもない。
チェンバロ演奏を想定した曲だからといって、他の演奏形態による演奏を
否定しているわけではない、(やるならやればいーじゃん)とバッハなら
答えるんじゃないか。そんな風においらは思っている。
だが、そんな風な目でいや耳で、いろんなCDを聴いていると
ちぃーっと「問題」がある演奏、も実はあったりもするのだ。
それは・・・(で、つづく)(ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-?
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